これまで電話番号は解約してたのですが、今回初めてMNPしましたので、記事にしました。
今回のMNPにおける前提条件
- 楽天モバイルからIIJmioへMNP
- IIJmioはギガプラン音声SIMと端末を契約する
- 同一名義でのMNP
- mioIDを所持している
- IIJmioの端末値引きキャンペーンは受けたことがない
筆者はmioIDを所持した状態でMNPしました。mioIDを持たない場合についても、解説は入れてあります。
mioIDとは、IIJmioを利用する際に必要となるアカウントのことです。
例えば、楽天モバイルなら楽天アカウント、auならauIDが必要になります。それと同じように、IIJmioを利用するためにmioIDが必要になります。
MNP実施前に確認しておくこと
MNPにかかるコスト
楽天モバイル側(転出元)
楽天モバイル側でのMNP転出料は発生しません。楽天モバイルでは、2021年3月1日午前0時以降、MNP転出料が発生しなくなったためです。
ただし、注意点が2つあります。
- 楽天モバイルで購入した端末の支払いが残っている場合は、完済まで支払いが続く。
- 楽天モバイルから転出した月の代金支払いは、日割りが効かない。
なお、楽天モバイルの解約日は、MNPの回線切り替えを実施した日になります。
回線切り替えは、MNPの申し込みが完了し、IIJmioのSIM(と端末)が届いてから実施します。
つまり、下記3つの条件を満たせば、楽天モバイル側でかかる料金は0円です。
- 楽天モバイルの端末支払いが残っていない
- 8月中の楽天モバイル使用データ量が1GB/月以下
- 8月中にMNP回線切り替えが完了する
IIJmio側(転入先)
MNP転入料はかかりませんが、事務手数料とSIM発行手数料が発生するほか、スマホを買えば端末代金の支払いが発生します。
項目 | 費用(税込) |
MNP転入料 | 0 |
事務手数料 | 3,300 (8月31日 まで2,200) |
SIM発行手数料 | 433 |
端末代 | 端末による (分割も可) |
事務手数料は通常、税込3,300円ですが、2022年8月31日までに申し込めばキャンペーン割引されて税込2,200円になります。
端末代金の支払いは、一括・分割(24回払い)が選べます。分割支払いの場合は、分割支払いの審査が入ります。
このほか、IIJmioのプランに合わせて月額料金がかかります。
楽天モバイルでMNP予約番号を発行する際の注意点
MNP元とMNP先の氏名・住所を本人確認書類に合わせること
今回は「同一名義」のMNPです。つまり、転出元と転入先の名義(利用者)が同じです。
楽天モバイルでMNP予約番号を発行する前に、次の3つの個人情報を統一しておきましょう。本人確認書類に合わせます。
- 楽天モバイルの住所と氏名
- IIJmio(mioID)の住所と氏名
- 本人確認書類の住所と氏名
IIJmioの音声SIMを契約する場合、本人確認書類のアップロード(画像データ)が必要になります。
本人確認書類は、運転免許証・マイナンバーカード・健康保険証・在留カードが使用できます。
住所や氏名が異なると、本人確認がやり直しになり、最悪MNP手続きに失敗します。
特に住所は、番地や号などの書き方も統一しておきましょう。1-1なのか、1丁目1番地なのかを含めて、書き方は一字一句揃えましょう。
楽天モバイルのMNP予約番号は即時発行される
楽天モバイルのMNP予約番号は、申し込んだ時点ですぐ発行されます。
タイムラグがないので、すぐにMNP転入の申し込みができます。
IIJmioをMNP転入でスマホと一緒に契約する際の注意点
楽天モバイルのMNP残り日数が7日以上あること
IIJmioをMNP転入で契約する場合、MNP予約番号にある「MNP残り日数」が7日以上残っている必要があります。
残り7日未満で申し込むと、契約手続きは失敗してしまいます。
MNP予約番号は、楽天モバイル側で再発行できますが、MNP残り日数が0にならないと再発行できません。つまり、MNP残り日数が7日を下回ると、残り0日になるまで一切の手続きができません!
楽天モバイルのMNP予約番号は即発行されるので、購入タイミングを読まずに済みます。よって、MNP予約番号を再発行せざるを得ない状況にはなりづらいですが、欲しいスマホの在庫切れ(IIJmio)には注意してください。
あらかじめ本人確認書類を写真撮影しておくこと
IIJmioのMNP転入の契約時に、本人確認書類も画像データをアップロードします。
あらかじめ本人確認書類を写真撮影して、jpgまたはjpegでデータを準備しておきましょう。準備を忘れると、MNP申し込みの最後で手詰まりになります。
本人確認書類は、運転免許証・マイナンバーカード・健康保険証・在留カードが使用できます。
運転免許証があれば一番早いです。住所変更がなければ表1枚だけ、住所変更があれば表裏の計2枚です。
マイナンバーカードと健康保険証は、一部項目のマスキングが必要なので注意!(マスキングしそびれると、本人確認がやり直しになります)
本人確認書類のルールはそれなりに複雑なので、下記IIJmio公式ページを読まれることをお勧めします。
IIJmio:本人確認手続きについて
https://www.iijmio.jp/hdd/miofone/verify.html
端末割引を受けられるのは1mioIDあたり1回
同一のmioIDで過去に端末割引キャンペーンを受けている場合、端末割引が受けられません。
mioIDを所有している場合はログインして申し込むこと
mioIDを所有している場合は、mioIDにログインした状態で、MNP転入を申し込みましょう。
既にmioIDを所有しているのに、新規で申し込んだ場合、端末割引が受けられません。
なお、IIJmioの規約により、「mioIDは1人1つ」と定められています。複数保有はできません。
mioIDでログインした状態でMNPを申し込むと、mioIDやクレジットカード情報の入力が要らないので、手間が省けます。すぐ売り切れになる人気のスマホを申し込むときは、少し有利になります。
IIJmioの端末値引きは前回利用から1年以上空いていないと適用されない
1年以内にIIJmioの端末割引キャンペーンを受けた場合、端末値引きは受けられません。
解約してmioIDを変えたとしても、1年以上の期間が空かなければ、端末値引きは受けられないようです。
MNP申し込み手順
上にも書きましたが、MNP予約番号を発行する前に、下記の情報を統一しておきます。全て、本人確認書類の内容に合わせます。
- 楽天モバイルの住所と氏名
- IIJmio(mioID)の住所と氏名
- 本人確認書類の住所と氏名
一語一句でも違うと、本人確認手続きがやり直しになります。最悪、MNP手続きに失敗します。
mioIDを持っていない場合は、楽天モバイルと本人確認書類の内容を合わせておきましょう。
また、楽天モバイルに登録している電話番号も控えておきましょう(MNPする楽天モバイルの電話番号とは異なります)。IIJmio側でMNP情報を入力する際、登録している電話番号も問われます。
楽天モバイルでMNP予約番号を発行する
MNP予約番号はmy楽天モバイルアプリから発行します。操作方法は下記参照ください。
MNP予約番号は即時発行されます。スクリーンショットを撮っておきましょう(撮り忘れても、同じ手順で操作すれば、再表示できます)。
IIJmioでMNP転入を申し込む
IIJmioでは8月31日まで、スマホ大特価セールを実施中です。
IIJmio公式サイトから「キャンペーンに申し込む」を選んで、申し込みに進みます。
mioIDをお持ちなら、あらかじめログインしておいてもOKです。ログインしてない場合でも、申し込みの途中でログインを求められますので、どちらでもOKです。
申し込み開始
クレジットカード、本人確認書類、MNP予約番号を準備しておきましょう。
あらかじめ本人確認書類を写真撮影して、画像データ(jpgまたはjpeg)を準備しておきます(忘れると、申し込みの最後で手詰まりします)。
mioIDがない人は、メールアドレスも用意します。mioIDログイン用のパスワードも考えておきましょう。
「事前支払いしたものはない」を選んで、「次へ」タップします(「事前支払いをした」を選ぶと、端末値引きが受けられません!)。
プラン選択
他社から乗り入れ(MNP)、端末とSIMのセットを購入する、音声通話…、を選びます。
料金プラン、回線種別を選びます。筆者は料金プランを4GB/月にしました。回線はdocomo回線で申し込みましたが、au回線も選べます。「公衆Wi-Fi」は任意なので、不要にしました(=チェックを入れない)。
通話定額オプションは不要にしました。利用者は「契約者本人」を選んで、「次へ」を選びます。
端末選択
端末の選択画面に移ります。
欲しい端末を選びましょう。筆者はXiaomi Mi 11 Lite 5Gを選びました。
カラーと支払い回数を選びます。ちなみに、Mi 11 Lite 5Gは生産終了しており、トリュフブラックしか在庫が残っていないとのこと(IIJmio公式ツイッターアカウントより)。
下へスクロール。端末補償オプションは不要にしました。「次へ」を選んで進みます。
オプション選択
各種オプション申し込み画面です。オプションが不要なら、チェックする必要はありません。筆者は一切何も付けてません。
ちなみに、下へスクロールすると画面右下に現れる、「明細はこちら」というボタンを押すと。
支払い金額が一覧で表示されます。申し込みの最後でも確認できますが、あらかじめここで金額を確認することができます。
一番下までスクロールして「次へ」を選びます。
申し込むSIM枚数を選択
申し込み内容の確認画面が出ます。確認して、下へスクロールします。
もう一枚SIMを申し込むかを問われます。「しない」を選んで、「次へ」を選びます。
重要説明事項の確認
申し込み内容の下に、重要説明事項の確認が出てきます。
「重要説明事項」のボタンを選ぶと。
規約が出てきますので、読んでから「同意する」を選びます。
すると、左のボックスにチェックが入ります。
下2つについても同様に確認して、全てのボックスにチェックが入れば、「次へ」が選べるようになります。
MNP予約情報の入力
MNP情報の入力です。「SIM利用者と同じ」を選択します。
楽天モバイルから発行されたMNP予約番号を確認しながら、全て入力します。入力間違いに気を付けましょう。mioIDでログインした場合は、mioIDの登録住所を自動入力できて、ちょっと楽です。
住所の下にも、入力は続きます。全て入力すれば「次へ」で進めます。
mioIDの所有有無について
mioIDにログインしていれば、この画面は表示されません。本人確認書類の提出に進みます。
mioIDにログインしていない場合は、mioIDを所有しているかを聞かれます。
mioIDをお持ちなら、「持っている」を選んでログインしてください。本人確認書類の提出に進みます。
mioIDをお持ちでなければ、「持っていない(新規登録する)」を選んで、手持ちのメールアドレスを入力します。「メールを送信」を選ぶと、アドレス宛に認証コードが届きます。認証コードを入力すると、ログインパスワード、契約者氏名(ローマ字)、クレジットカード情報の入力を求められます。全て入力したら、「次へ」を選びます。本人確認書類の提出に進みます。
本人確認
最後は本人確認書類の提出です。書類の種類を選んでから、書類データをアップロードしましょう(あらかじめ書類の画像データを準備しておかないと、ここで詰まります)。
書類の種類や選択肢に基づいて、アップロードする枚数は変わります。例えば、運転免許証なら1枚で済みます(ただし、免許証の住所変更があれば、表裏で計2枚)。
最終確認
本人確認書類のアップロードが終わると、MNP申し込みの最終確認画面になります。申し込み内容が一覧で表示されますので、申し込み間違いが無いかよく確認しましょう。必要なら印刷(またはPDF出力)して記録を残しておきましょう。
下にスクロールすると、確認事項があります。左のボックスをクリックすれば、チェックが入ります。全てにチェックを入れて「申し込む」ボタンを押せば、申し込み完了です。
申し込み完了画面に推移します。mioIDに登録しているアドレスには「申し込み完了メール」が届きます。
MNP申し込み完了後
スマホとSIMの到着までの日数
筆者の場合、下記のようなスケジュールでした。
申込 | 7月28日夜 |
本人確認の完了 | 7月30日 |
スマホ・SIM発送 | 8月2日 |
スマホ・SIM受取 | 8月3日 |
土日を挟んで、5日ほどでした。土日を挟まなければ、もう少し早くなる可能性があります。
ただし、IIJmioへの申し込みが混んでいると、遅れることもあるようです。
スマホとSIMはクロネコヤマトの宅急便で届きます。本人確認を兼ねるため、宛先以外への転送はできません。
荷物受け取り時に、本人確認書類を掲示するものだと思っていましたが、荷物の住所について確認を求められただけで、特に掲示せずに荷物を受け取れました。
MNP回線切り替えの実施
IIJmioから届いたSIMをスマホに挿す前に、MNP回線切り替えを実施します。
手続き方法については、説明書が同封されてます。
利用可能ならスマホでも固定電話でもいいので、IIJmioオンデマンド開通センターに電話します(フリーダイヤルありがたい)。
手続きは自動音声で進みます。ダイヤルボタンの2(携帯電話番号ポータビリティ)を押して、「乗り換え対象の電話番号」と「SIMカードのICCID下4桁」を入力したら完了です。
10分くらいで、IIJmioの回線が使えるようになります。同時に、MNP元の楽天モバイル回線は使えなくなり、解約手続きも完了します(楽天モバイルから、解約お知らせメールが来ます)。
まとめ
「IIJmioの住所、後で編集できるかな~」と横着した筆者は、「MNP前後の住所が一致しません」と言われて、申し込みがやり直しになりました(笑)
しっかり準備してから申し込んで、お得にスマホをゲットしてください。
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