報告が遅くなりましたが、ASUS Zenfone 9へ機種変更しました。思ったことを正直に書きます。
前機種での問題点が解決した!
この度、ZenFone 5ZからZenfone 9へ乗り換えしました。
なぜ乗り換えたのかと言えば、一世代前の機種Zenfone 8で発生していたramdumpによる文鎮化が、Zenfone 9では解決したからです。
ramdumpによる文鎮化とは、Zenfone 8が文鎮化する致命的な不具合です。ある日いきなりZenfone 8の電源が切れて、リカバリーモードのような画面になり、スマホが機能しなくなります。この問題はZenfone 8の日本発売の約3か月後に発生して話題になりました。
これほど大きな問題になりながらも、原因や発生確率などについてASUSから明確なアナウンスがありませんでした。メーカー保証の1年以内なら交換対応するとのことでしたが、交換の手間がかかるようなスマホをわざわざ買う気にもなれず、購入を見送りました。
Zenfone 9は国内発売後3か月が経っても大きな問題が無かったので、筆者も機種変更することにしました。
ゲーミング並みの性能を持つ全部入りハイエンドスマホ
Zenfone 9は5.9インチのコンパクトスマホですが、考えられる機能がほぼ全て載ったハイエンドスマホです。
高性能CPUであるSnapdragon 8+ Gen 1を搭載し、冷却機構としてベイパーチェンバーが採用されています。ASUSのゲーミングスマホROG Phoneシリーズと同様に、ゲーム支援アプリである「Game Genie」が使用できます。
どちらかと言えばZenfone 9はカジュアル向け(?)なのですが、実はゲームも難なくこなせる高性能スマホです。
スマホゲームの中には、スマホの性能が戦績を左右するものがあります。筆者がハマっている「勝利の女神NIKKE」だと、スマホをZenfone 9に変えただけで、クリアできなかったステージがクリアできたことが多々あります。
また、高性能なCPUの割に、消費電力が低く、バッテリーが長持ちします。さすがにSnapdragon870の稼働時間には負けますが、Snapdragon 8+ Gen 1は2倍近い性能を持ちながら節電能力も高いのが驚きです。
以上を含め、Zenfone 9には下記の利点があります。ASUSハイエンドスマホに相応しい出来栄えになっています。
- Snapdragon 8+ Gen 1を搭載している
- 高性能CPUなのにバッテリー持ちが良い
- 最大IP68の防塵&防水性能を持つ
- イヤホンジャックがある
- おサイフケータイ搭載
- DSDVで4大キャリア対応
- ゲーミングスマホとほぼ同等の機能を持つ
Zenfone 9の欠点を挙げるとしたら
約4年ぶりにZenfoneへ機種変更できたこともあり、非常に満足しています。しかし、欠点がないわけではありません。
- ちょっと高い
- USBポートがUSB2.0のため転送速度が遅い
- USB PDに対応している割に充電速度が出ない
- 画面が小さい
ちょっと高い
Zenfone 9のメーカー希望小売価格は、ストレージ128GBモデルで99,800円(税込)です。最近のハイエンドスマホとしては価格が抑えられている方ではあります。
しかし、2018年発売のZenFone 5Zのメーカー希望小売価格が75,384円(税込)だったことを考えると、かなり高価になりました。もっとも、2020年から2023年現在にかけて、日本でもインフレと円安が進行中のため仕方ない面もあります。
USBポートがUSB2.0のため転送速度が遅い
おそらくコスト削減に効いているのだとは思うのですが、Zenfone 9はUSB2.0規格のポートが使われています。そのため、データ転送が激遅です。
もうちょっと何とかならなかったのかと思います。
USB PDに対応している割に充電速度が出ない
Zenfone 9はUSB PDの急速充電に対応しています。しかし、期待するほど充電速度は出ません。
USB PD 61Wの充電器を使っても、50%⇒100%で1時間くらいかかります。残量50%の時点で約17Wの出力しか出ません。この後、すぐ約10Wまで電力が落ちます。
筆者が所有する他社製ゲーミングスマホ”Black Shark 4″だと、67Wの高速充電器が付属しており、50%⇒100%なら15分もかかりません。
充電中もスマホゲームで遊び続けるのは少し無理があります。ゲーミングスマホとして使うなら、充電速度の早さは重要です。Zenfone 9はゲーミングスマホ並みの性能を持ちながら、ゲーミングスマホになりきれないのが惜しい所です。
上記理由があり、今もスマホゲーム(勝利の女神NIKKE)はBlack Shark 4をメインで遊んでいます。キャンペーン攻略で行き詰ったときだけZenfone 9で遊びます。
まあ、ゲーミングスマホとしてはASUS ROG Phoneシリーズがあるので、ゲームに特化するならそっちを買ってということだとは思います。
画面が小さい
あくまでの筆者の主観ですが、5.9インチディスプレイは小さく感じます。
Black Shark 4の6.67インチディスプレイに慣れてしまったので、最近は大きい画面が好みです。少なくともZenfone 5Zと同じ6.2インチほどは欲しいと思っています。
もっとも、Zenfone 9は5.9インチのコンパクトさがセールスポイントです。またZenfoneが使いたいという理由で購入した筆者が変わり者ではあります。
Zenfone 10の発表
2023年6月29日には後継機のZenfone 10がASUSよりグローバル発表されました。
Zenfone 9とほぼ同じボディを持つマイナーチェンジモデルのようですが、2023年のQualcomm製フラグシップCPUであるSnapdragon 8 Gen 2を積みます。Snapdragon 8+ Gen 1以上のスペックを持ちながら、それ以上の電力効率を誇る傑作CPUです。
Zenfone 10では電源ボタンに各種ジェスチャー操作が割り当てられる機能がZenTouch 2.0にパワーアップしたため、利用できる機能が増えたなどの細かな改良も見受けられます。
しかし、ハードウェア的にはSnapdragon 8 Gen 2が最大の魅力なので、このCPUが必要ならZenfone 10を購入すればいいと現時点では思います。
日本でのZenfone 10発売は発表されていませんが、例年と同じなら技適とFeliCaを積んだ日本向けモデルが、後日(例年なら3か月後?)ASUS JAPANより発表されるのではないかと思います。
2023年9月6日、ASUS JAPANよりZenfone 10が9月8日発売と発表がありました。仕様と価格は以下の通りです。
仕様 RAM/ストレージ | 価格 |
8GB/128GB | 税込99,800円 |
8GB/256GB | 税込112,800円 |
16GB/512GB | 税込134,800円 |
Snapdragon 8 Gen 2搭載で10万円切るとは思わなんだ。凄いなASUSさん。
ただ、Snapdragon 8 Gen 2は正直オーバースペックなCPUです。拘らなければ、Zenfone 9のSnapdragon 8+ Gen 1で十分だと思います。売り切れてしまう可能性もありますが、Zenfone 10が発表された時に値下げされるZenfone 9の入手を狙うといいです(どこまで値段が下がるかは分かりませんが)。
セール情報
AmazonにてZenfone 9のミッドナイトブラック(メモリ8GB/ストレージ128GB)が約7万円で販売されています。筆者が確認した限り、Amazonでは最安価格だと思います。
12月26日 23:30に確認したところ、売り切れたみたいです。
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