できると思ってた。
内蔵HDDを外付け化してテレビ番組を録画する
ノートパソコンなどに搭載されている2.5インチHDDをストレージケースに入れて、液晶テレビにつないだところ、テレビ番組を録画できました。
余った内蔵HDDがあれば、ストレージケースを買うだけでテレビを録画できます。新しく外付けHDDを買うより安くつきます。
液晶テレビはUSB HDD録画に対応している必要があります。
使用機器
機器がかなり古くて申し訳ないのですが、以下の通りになります。これだけ古い機材でも動くのだから、最近の機材でも問題ないと思います。
液晶テレビ
船井電機のLVW22EU1という液晶テレビです。「DX BROADTEC」というブランド名がついています。
2011年11月ごろに発売された22インチ型の液晶テレビです。USB HDDを接続することで、番組を録画することができます。
HDD(ハードディスク)
東芝のMQ01ABD050です。2011年8月ごろに発売開始された、9.5mm厚の2.5インチHDDで、バルク品で購入したものです。2011年~2012年のどこかで、5000円くらいで購入した気がします。
秋葉原エルミタージュさんのwebに載っていましたが、2024年2月現在でも売ってるみたいです。なぜか後継機種よりも価格は高めでした。9.5mm厚のHDDに希少性は無いと思うのですが…。
ちなみに、東芝の後継HDD(7mm厚)なら、今は500GBで3,700円くらいで購入できるみたいです。安くなったな~。
ストレージケース
ORICO製のものを使っています。この商品だと厚さ9.5mmまで対応しています。一見、表面の反射具合からアルミ製に見えますが、ケースは樹脂製です。
USB3.0対応ケーブルも付属します。
今回は2.5インチHDDを使いましたが、2.5インチSSDにも対応しています。
HDDをテレビに接続する
作業としては以下の2ステップのみです。
- ストレージケースにHDDを装着する
- HDD入りストレージケースを液晶テレビに接続する
ORICO製ストレージケースのフタをスライドさせて開けると、2.5インチストレージが入るようになっています。
東芝の2.5インチHDDを挿し込んで、フタを閉めればOKです。
USBケーブルをつないで準備完了!
この状態でWindowsパソコンに接続すると、外付けHDDとして使えます。
同じ要領で、USBケーブルで液晶テレビ(要:USB HDD録画対応)に接続すると、テレビ番組を録画できるようになります。
結局のところ、市販の外付けHDDと同じ構造なので、同じように使えます。
USBケーブルを液晶テレビ側のUSBポートに挿し込むときに、スムーズに挿せないとテレビ側がHDDを認識しないことがあります。ゆっくり挿すとUSB2.0として認識するからでしょうか?(そもそも、テレビ側の端子を見るに、USB3.0に対応してないようですが…)。
HDDを接続してもテレビ側が認識しない場合は、接続をやり直してみると良いと思います。
今回の内蔵HDDの容量は500GBです。最大予約時間は約44時間でした。LVW22EU1は古い液晶テレビなので、この容量が限界です。
しかし、もっと新しい液晶テレビなら、おなじHDD容量で2倍量~3倍量の録画が可能なものがあります(録画の画質を落とすことでデータ容量を圧縮しています)。
USBバスパワーとの相性が悪いテレビもある
今回、外付け化したHDDは、USBケーブルで電源を確保できる「USBバスパワー」タイプです。コンセントから電源を取らなくて済むためコンパクトです。
しかし、古い液晶テレビの中には、このUSBバスパワーのHDDと相性が悪いものがあります。
筆者がよく知っているモデルとしては、2010年に発売された東芝REGZA Z1があります。REGZA Z1はUSBバスパワーのHDDを接続すると、HDDの電源をUSBケーブル経由でうまく確保できず、録画予約が作動しないことがあります。
そのため、REGZA Z1では電源別のHDDが推奨されています。デカくて重くて不便です。
最近(2024年)の液晶テレビは、USBバスパワーのHDD/SSDで問題なく作動すると思います。
REGZA Z1から14年も経ちますから、どのメーカーのテレビでもUSB HDD録画に対応しているなら大丈夫だと思います。一応、お使いのテレビの取扱説明書を参照ください。
最近は外付けSSDが普及している
筆者は試していませんが、最近普及している外付けSSDもテレビ録画に対応しているそうです。
ただし、読み書きが高速なSSDですが、テレビ録画においてはこの利点が生きません。SSDもHDDもテレビ録画/再生において、使い勝手は変わりません。
また、SSDもHDDも容量1TBまでなら、価格はトントンです。しかし、それ以上の容量となると、HDDの方が容量単価が断然安くなります。
一方、近年シェアを伸ばしているスティック型SSD。価格が下がっているほか、小さくて軽いため邪魔にならない点でテレビ録画用にも優れています。
しかし、内蔵ストレージが余っているなら、それを外付け化した方が安く済むのは間違いありません。
スティック型SSDは、Windowsパソコンのデータ用に使っています。
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