会社を退職後、年内に再就職しなかった場合は、確定申告を行うことで税金が戻ってくる可能性があります!
税金(ここでは主に所得税)には源泉徴収と言って、収入が発生した時点で予め少し多めの税金が徴収されています。会社に属する場合、その年の終わりに行われる年末調整にて、源泉徴収分と実際の税金の過不足が調整されます。源泉徴収は少し多めに取られるので、大抵の場合、払いすぎた分が年末調整にて還ってきます。
しかし、退職して年内に再就職しなかった場合は、年末調整が受けられません。そのため、確定申告を行うことで、払いすぎた税金を返して貰う必要があります。
確定申告書の作成は、国税庁ホームページ「確定申告書等作成コーナー」がオススメ
最寄りの税務署へ足を運べば、確定申告用紙が手に入りますが、用紙を読みながら手計算していく必要があるので大変です。
確定申告書は、国税庁のホームページ「確定申告書等作成コーナー」で作成するのがオススメです。PCのブラウザ上で作成できます。収入や源泉徴収額などを入力すれば、必要な計算は自動で行ってくれます。値の入力についても、ブラウザ上でナビゲートしてくれます。
作成中の確定申告データをPCに保存して、途中終了・途中再開もできます。
確定申告書の提出方法
「確定申告書等作成コーナー」では電子申請の機能もありますが、事前の手続きや備品購入をしておかなければ利用できません。そのため、今回のケースでは、以下のいずれかになると思います。
- 作成した確定申告書を印刷して、管轄の税務署へ郵送提出
- 作成した確定申告書を印刷して、管轄の税務署へ提出しに行く
筆者は初めての提出だったので、税務署へ提出しに行きました。
確定申告書の提出時期
通常は、翌年の2月15日~3月15日です。(令和3年度は4月15日まで延長されています)
しかし、還付申告の場合は、翌年の1月から提出可能です。
還付申告とは、「確定申告により、税金が戻ってくる場合」の申告を指します。
還付申告になるかどうかは、確定申告書を作成すれば分かります。「確定申告書等作成コーナー」で確定申告書を作成して、税金が戻ってくる計算結果となった場合は、還付申告になります。
今回のケースを想定すると、殆どが還付申告になります。
税務署も2月15日までに行ったので空いてました。
確定申告書の提出だけなら、整理券は不要
今年はコロナウイルス対策として、税務署での密を避けるため、LINEでは事前整理券、各税務署では当日整理券が発行されています。各整理券が必要なのは、「確定申告について、税務署にて相談を行う場合」になります。
管轄の税務署によるかも知れませんが、税務署で確定申告書を提出するだけなら、整理券は必要ありません。
いざ確定申告書を提出
確定申告書を税務署で提出する場合は、明らかな間違いがあれば、その場で指摘してもらえます。特におかしなところがなければ、確定申告書を受理してもらえます。
マイナンバーと身分証明書は、その場で掲示しました。コピーを取って、書類に含めておく方法もあります。(郵送提出する場合は、両証明書のコピー添付が必須になります)
初めてだったので、めっちゃ気合いを入れて行きましたが、提出は3分とかからずサラッと終わりました…。
コメント