(2021.7.12 記事内の追加料金・維持費の金額に誤りがありましたので、修正しました)
2021年2月26日から提供された、auケータイ(4G LTE)の新プラン「VKプランE(N)」。
3Gガラケーのプラン「プランEシンプル」「プランE」からの乗り換えだと、税込817円/月で4Gケータイを維持できる人気プランです。
しかし、このプランには罠があります。
どんな罠なのか
それは、「通信量が20MBを超えると、最大で4,620円(税込)の追加料金が発生する可能性がある」ことです。
プランの説明ページに詳細が書かれています。
VKプランE(N)においてWEB接続やEメールを使用するには、「LTE NET(税込330円/月)」オプションに加入する必要があります。
そのうえ、通信量に応じて別途料金が発生します。
通信量が20MBまでは追加料金が発生しません。
通信量が20MB~122MBの間は従量制の追加料金が掛かります。
追加料金の最大値は、通信量が122MBに到達したときです。4,620円(税込)の追加料金が発生します(122MB以上の通信をしても、追加料金は4,620円(税込)のままです)。
この状態になると、維持費は5,767円(税込)/月になってしまいます。スマホと変わらないくらいの維持費です。
その内訳は下記のとおりです(金額はいずれも税込み)。
項目 | 金額 |
基本料金(割引済) | 817円/月 |
LTE NET料金 | 330円/月 |
データ通信量 | 4,620円/月 |
合計 | 5,767円/月 |
4Gガラホは操作性が限りなく3Gガラケーに近いですが、OSはAndroidです。アプリの通信などで、意図せぬうちに通信が発生する場合があります。
通信はOSのアップデートでも発生します。例えばGRATINA KYF39の場合、初回のOSアップデートで30MB程度を使用します(OSビルド番号:101.0.2040)。Wi-Fiではなく、SIMのデータ通信で更新をかけてしまうと、それだけで無料枠20MBを使い切る上に、追加料金がかかります。
アプリやOSの更新をしなければ大丈夫?
各種更新をOFFにはできるが、絶対ではない
アプリ更新の通知をOFFにすることはできます。
しかし、OSがAndroidである以上、自動更新が絶対発生しないとは言い切れません。
そもそも、通信容量を完璧にコントロールすること自体が、なかなか難しいことです。
Eメールに添付する画像の問題
Eメールに添付できる画像のデータ容量の問題もあります。
ガラホとはいえ、内蔵のカメラで8メガピクセル・6メガピクセルといった写真を撮ることができます。
6メガピクセルの写真の容量は、2MB~3MBほどにもなります。Eメールに添付して送付していると、20MBなんてあっという間です。
Eメールに画像を添付する際、小さなサイズにリサイズすることもできますが、操作し忘れることもあろうかと思います。
追加料金の発生を確実に避ける方法
「LTE NET(税込330円/月)」に加入しないことです。
これにより、WEB接続やEメールの利用ができなくなるので、パケット通信が発生しなくなります。
通話専用のケータイとして使うことになりますが、追加のデータ料金は絶対発生しなくなるので安心です。
家族割・家族割プラスの対象
VKプランE(N)は、家族割・家族割プラスの対象になります。
VKプランE(N)を契約し、家族でauを使っている場合は、必ず家族割に入りましょう。
家族割に入れば、家族間の無料通話が可能です。家族間かけ放題ですね。
「LTE NET(税込330円/月)」に加入しない。「家族割」に加入する。
これがVKプランE(N)を使う上での最適解です。
メールも通話も両方使いたい
メールも通話も両方使いたい人は、ケータイシンプルプランがおすすめです。
VKプランE(N)より維持費が高いため劣って見えますが、実は有用なプランです。
かけ放題したい
VKプランE(N)は、「かけ放題オプション」が契約できません(2021年11月1日時点)。
そのため、かけ放題で使いたいなら、他のプランへの契約変更が必須となります。詳しくは下記ページをどうぞ。
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